ミュゼプラチナム閉店のやばい理由はなぜ？今後どうなる？社長から反社まで詳細まとめ

2025年3月21日2025年3月27日

全国に店舗を展開し、一世を風靡した美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」が、今、深刻な経営危機に直面しています。店舗の相次ぐ閉店、従業員への給与未払い、そして頻繁な社長交代…。一体、ミュゼプラチナムに何が起きているのでしょうか？

本記事では、ミュゼプラチナムの現状、閉店が相次ぐ理由はなぜなのか、そして今後どうなるのか、詳細な情報を徹底的に網羅し、深掘り解説していきます。ミュゼプラチナムの「やばい理由」を明らかにするとともに、過去の経営変遷から浮かび上がる問題点についても検証します。

1. ミュゼプラチナム閉店の現状：相次ぐ店舗閉鎖と利用者の不安。その実態とは？

ミュゼプラチナムは、2024年6月以降、全国各地で店舗の閉店が相次いでいます。公式サイトの店舗一覧を確認すると、以前は存在した多くの店舗が消えていることがわかります。これは、単なる店舗の統廃合や移転といったレベルの話ではありません。

公式な発表では、閉店理由を「店舗の統合・移転」と説明しているケースも見られます。しかし、内情に通じる関係者や従業員への取材を進めると、実際には経営状況の悪化が主な要因であるという実態が浮かび上がってきました。

この状況に対して、既に料金を支払っている利用者からは当然ながら、大きな不安の声が上がっています。「施術を受けられなくなるのではないか」「支払った料金は返金されるのか」といった疑問や心配が、インターネット上やSNSで多数投稿されています。特に、長期間にわたるコース契約を結んでいる利用者ほど、不安は深刻です。

2. ミュゼプラチナムが閉店する理由はなぜ？複合的な要因が招いた危機的状況を徹底解剖

ミュゼプラチナムの閉店が相次ぐ背景には、単一の原因ではなく、複数の深刻な問題が複雑に絡み合っているという現状があります。ここではその複合的な要因を一つずつ詳細に解説していきます。

2.1. 給与未払い問題：従業員の生活を脅かす深刻な事態。労働環境の実態

ミュゼプラチナムでは、2024年11月以降、従業員に対する給与の遅配が発生し始めました。当初は数日程度の遅れでしたが、その後、遅配は常態化。そして、一部の従業員に対しては、数ヶ月分の給与が未払いとなる深刻な事態に発展しています。

報道によれば、未払い額は従業員一人あたり50万円に達するケースもあるとされています。この状況は、従業員の生活を直接的に脅かすものであり、労働意欲の著しい低下を招いています。従業員からは、「生活費が払えないため、副業をせざるを得ない」「会社に対する不信感が募るばかりだ」といった悲痛な声が多数上がっています。

一部の従業員は、このような会社側の対応に強く抗議し、店舗の自主休業を決行するという事態にまで発展。これは、企業としての信頼性を大きく揺るがす事態と言えるでしょう。

2.2. 頻繁な社長交代と経営体制の混乱：迷走する経営と、その背景にあるもの

ミュゼプラチナムは、2015年以降、まるで回転ドアのように社長が交代し、その都度、経営体制が大きく変わってきました。これは、経営の安定性を著しく欠く要因となっています。

具体的には、以下のような変遷をたどっています。

2015年: RVH社が経営を支援。
2020年: 高野友梨氏が代表を務める会社がオーナー企業となる。
2023年: 船井電機ホールディングス（現在のFUNAI HD）がミュゼプラチナムを買収。
2024年: MPH株式会社がミュゼプラチナムの事業を承継し、グローバルブリッジファンド合同会社が筆頭株主となる。

さらに直近では、2025年2月に、当時社長を務めていた三原孔明氏を含む全取締役が解任され、阿部博氏が新しい社長に就任しました。しかし、この社長交代劇は、三原氏側が「これは一方的なクーデターであり、会社の乗っ取りだ」と主張するなど、非常に混乱した状況を呈しました。

このような頻繁な経営体制の変更は、従業員の士気を大きく低下させるだけでなく、経営戦略の一貫性を失わせ、中長期的な視点での事業運営を困難にする要因となったと考えられます。

2.3. 船井電機との関係と破産の影響：負の連鎖はどこまで続くのか

2023年4月、船井電機ホールディングス（現FUNAI HD）は、ミュゼプラチナムを1億円で買収しました。しかし、この買収は、後に大きな問題を引き起こすことになります。買収後に、ミュゼプラチナムが抱えていた多額の負債（約380億円）が明るみに出たのです。

この負債には、ミュゼプラチナムが顧客から受け取っていた前受金や、未払いの広告費などが含まれていました。ミュゼプラチナムの買収によって、船井電機は多額の資金流出を余儀なくされ、自身の経営を大きく圧迫することになりました。

結果として、船井電機は経営破綻し、破産手続きを開始するという事態に陥りました。現在のミュゼプラチナムの運営会社であるMPH株式会社は、「当社は船井電機とは一切関係がない」と主張しています。しかし、船井電機の破産は、ミュゼプラチナムの信用を大きく失墜させ、その後の経営に深刻な影響を与えたことは明らかです。

2.4. 前受金モデルの限界と業界全体の課題：ビジネスモデルの持続可能性はあるのか

ミュゼプラチナムは、長期間のコース契約を結び、その料金を前もって受け取る「前受金」を主な収入源とするビジネスモデルを採用してきました。しかし、このビジネスモデルは、経営状況が悪化した場合、顧客への返金トラブルを引き起こしやすいという構造的な問題を抱えています。

実際に、ミュゼプラチナムの経営悪化に伴い、返金を求める顧客が多数現れ、消費者庁も注意喚起を行う事態となっています。

さらに、脱毛サロン業界全体を見渡すと、

大手・中小のサロンが多数参入し、競争が激化している
低価格競争や過剰な広告宣伝が常態化している

といった状況にあり、ミュゼプラチナムも、これらの業界全体の課題の影響を強く受けていると考えられます。

2.5. 反社会的勢力との関係の噂：企業イメージを揺るがす疑惑の真相

一部の報道やインターネット上の情報では、ミュゼプラチナムの創業者である高橋仁氏の周辺に、反社会的勢力とのつながりを持つと噂される人物がいる、という情報が出回っています。また、現在のミュゼプラチナムの資金調達に、高橋英樹氏という人物が関与しているとされていますが、この人物と創業者である高橋仁氏との関係も、現時点では明らかになっていません。

これらの噂や疑惑の真偽は、現時点では確認されていません。しかし、このような情報が流布されること自体が、ミュゼプラチナムの企業イメージを大きく損ない、顧客離れを引き起こす要因となる可能性があります。

3. ミュゼプラチナムはこの先どうなる？：厳しい見通しと再建への道。可能性と課題を検証

現在のミュゼプラチナムの経営状況は極めて深刻であり、今後の見通しも非常に厳しいと言わざるを得ません。ここでは、ミュゼプラチナムの今後について、考えられるシナリオと課題を検証します。

3.1. 新経営陣による再建の取り組み：具体的な施策とその効果は？

2025年2月に新社長に就任した阿部博氏は、経営再建に向けて、以下の施策に取り組む姿勢を示しています。

資金調達（金融機関からの融資、売上金の入金促進、ファンドからの資金支援）
従業員への給与支払いの再開
店舗運営の正常化（サービスの質の維持・向上、顧客対応の改善）

しかし、これらの施策が具体的にどのような成果を上げているのかは、現時点では明らかになっていません。従業員や利用者からの信頼を回復するためには、具体的な成果を示すとともに、透明性のある情報公開が求められます。

3.2. 「新生ミュゼ」構想の不透明性：実現可能性はあるのか？

一部のメディアでは、「新生ミュゼ」設立の動きがあると報じられています。しかし、この構想の具体的な内容（事業計画、組織体制、サービス内容など）や、資金調達の目処、従業員の「新生ミュゼ」への転籍に関する条件などは、一切明らかにされていません。

現時点では、この「新生ミュゼ」構想が実現する可能性は不透明であり、今後の動向を注視する必要があります。

3.3. 最悪のシナリオ：破産・倒産の可能性。その時、利用者と従業員はどうなる？

もし、ミュゼプラチナムが資金調達に失敗し、従業員への給与未払い問題が解消されない場合、最悪のシナリオとして、破産・倒産という結末を迎える可能性も否定できません。

ミュゼプラチナムが破産した場合、以下のような影響が考えられます。

利用者は、契約しているコースの施術を受けられなくなる。
既に支払った料金の返金も、極めて困難になる可能性が高い。
従業員は、職を失い、未払い給与の回収も難しくなる。

このような事態は、利用者、従業員双方にとって、非常に深刻な影響をもたらすことになります。

4. ミュゼプラチナム会社概要（2025年1月15日時点）

ミュゼプラチナムの現在の会社概要は以下の通りです。

会社名	MPH株式会社
代表取締役	阿部博
所在地	〒135-0091 東京都港区台場2-3-5 台場ガーデンシティビル11階
事業内容	美容サロン運営、化粧品・美容商材企画・開発、Eコマース運営、メディア企画・開発、メディカルサービス事業、保険代理店事業
従業員数	3,275名
決算期	3月
主要株主	グローバルブリッジファンド合同会社

5. ミュゼプラチナム社長：阿部博氏の経歴と手腕。再建への期待と課題

現在のミュゼプラチナムの社長である阿部博氏は、2025年2月に就任しました。しかし、阿部氏の詳しい経歴や、これまでの実績については、公式にはほとんど公表されていません。

社長就任直後から、阿部氏は、従業員への給与遅延・未払い問題、旧経営陣との対立、相次ぐ店舗の閉店など、非常に多くの難題に直面しています。これらの課題をどのように解決し、ミュゼプラチナムを再建に導くことができるのか、その経営手腕に注目が集まっています。

6. ミュゼプラチナムと反社：過去の繋がりに関する噂と現在の状況。徹底検証

ミュゼプラチナムについては、過去に、反社会的勢力との関係が噂されたことがありました。具体的には、ミュゼプラチナムの創業者である高橋仁氏の周辺に、反社会的勢力とのつながりを持つと指摘される人物がいる、という情報が一部で報じられました。

しかし、これらの報道や噂について、具体的な証拠が示されたことはなく、真偽のほどは確認されていません。また、現在のミュゼプラチナムの資金調達に関与しているとされる高橋英樹氏と、創業者である高橋仁氏との間に、どのような関係があるのかも、現時点では不明です。

このような噂は、企業の信頼性を大きく損なうものであり、今後の経営に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。ミュゼプラチナム側は、疑惑を払拭するための情報開示や、コンプライアンス体制の強化など、具体的な対策を講じる必要があるでしょう。

7. ミュゼプラチナム店舗：全国展開から縮小へ。店舗閉鎖の実態と今後の展開

ミュゼプラチナムは、かつて全国各地に多数の店舗を展開し、業界をリードする存在でした。しかし、2024年6月以降、経営状況の悪化に伴い、多くの店舗が閉店を余儀なくされています。公式サイトの店舗一覧を確認すると、その状況は一目瞭然です。

閉店の理由について、ミュゼプラチナム側は、「店舗の統合・移転」と説明しているケースもあります。しかし、実際には、経営状況の悪化に伴う店舗網の縮小が主な要因であると考えられます。今後の店舗展開については、現時点では不透明であり、さらなる店舗閉鎖が進む可能性も否定できません。

8. ミュゼプラチナムは破産する？：現実味を帯びる最悪のシナリオ。その可能性と影響

ミュゼプラチナムの経営状況は極めて深刻であり、資金調達が計画通りに進まない場合、破産・倒産という最悪のシナリオも現実味を帯びてきます。

仮にミュゼプラチナムが破産した場合、

契約しているコースの施術は受けられなくなる
既に支払った料金の返金も極めて困難になる可能性が高い
従業員は職を失い、未払い給与の回収も難しくなる

といった深刻な影響が生じることが予想されます。破産・倒産は、利用者、従業員双方にとって、避けたい事態であり、今後の経営状況を注意深く見守る必要があります。

9. ミュゼプラチナムと船井電機：買収劇の顛末と破産への影響。詳細な時系列分析

2023年4月、船井電機ホールディングス（現FUNAI HD）は、ミュゼプラチナムを1億円で買収しました。この買収は、船井電機にとって、美容家電事業への参入という新たな事業展開の足がかりとなるはずでした。

しかし、買収後に、ミュゼプラチナムが約380億円という巨額の負債を抱えていることが発覚します。この負債には、ミュゼプラチナムが顧客から受け取っていた前受金や、広告代理店への未払い金などが含まれていました。

ミュゼプラチナムの買収は、船井電機にとって、大きな誤算となりました。多額の資金流出を余儀なくされ、船井電機自身の経営を大きく圧迫。結果として、船井電機は2024年10月に経営破綻し、破産手続きを開始することになりました。この一連の出来事は、企業買収の難しさと、デューデリジェンス（買収対象企業の詳細な調査）の重要性を示す事例と言えるでしょう。

以下に時系列で詳細をまとめます。