竹内英明が文春記者に送ったラインの内容は何？誹謗中傷の内容は？死因から何をしたのかまで詳細まとめ

2025年3月22日2025年3月27日

2025年3月現在、今年1月に急逝された竹内英明元兵庫県議の死は、いまだ多くの謎と疑問を投げかけています。本記事では、竹内氏の死因、彼が受けた誹謗中傷の内容、そして彼が文春記者に送ったLINE(ライン)の内容など、現在までに明らかになっている情報を徹底的にまとめ、その真相に迫ります。

竹内氏は、兵庫県議会の百条委員会で斎藤元彦知事の疑惑を追及する中、SNS上で激しい誹謗中傷や脅迫を受け、精神的に追い詰められていたことが各メディアで報じられています。

彼の死は、一個人の悲劇にとどまらず、地方政治、メディア、そしてSNSのあり方に大きな問題を提起する出来事となりました。

1. 竹内英明元兵庫県議の死因は何？なぜ死亡した？：時系列で見る詳細な軌跡

竹内英明元兵庫県議の死因と、死に至るまでの経緯を時系列で詳細に解説します。

1.1. 死因と発見時の状況

2025年1月18日夜、竹内英明元兵庫県議は、姫路市内の自宅で意識不明の状態で家族によって発見されました。直ちに病院に搬送されましたが、蘇生措置もむなしく、死亡が確認されました。兵庫県警は、現場の状況や関係者からの事情聴取などから、自殺と判断しています。遺書は発見されていません。

関係者の証言によると、竹内氏は亡くなる直前まで精神的に非常に不安定な状態が続いていたとされています。自宅の書斎で発見されたとの報道もあり、自ら命を絶つことを選んだ場所からも、その苦悩の深さが伺えます。

1.2. 死に至るまでの詳細な時系列

竹内氏が精神的に追い詰められていく過程を、時系列で詳細に追います。

2024年10月23日: 竹内氏の実母が死去。公式ブログで落胆を綴り、10月27日の記事が最後の更新となる。
2024年11月上旬: 兵庫県知事選期間中、NHKから国民を守る党の立花孝志氏から名指しで批判を受ける。立花氏は、竹内氏を「斎藤知事を貶める黒幕」などと主張。竹内氏の家族は、立花氏の支持者からの脅迫に怯えるようになる。竹内氏は、週刊文春の記者に「あまりにも怖い」とLINEメッセージを送信。
2024年11月3日: 立花氏は、百条委員会の奥谷謙一委員長（当時）の自宅兼事務所前で街頭演説。「竹内と丸尾（牧県議）の事務所にも行きます」と予告。
2024年11月5日: 竹内氏は記者に「うちの嫁さんがこんな時は文春さんしかいないのではと言っておりました」とLINEを送る。
2024年11月18日: 斎藤元彦知事が再選を果たした翌日、竹内氏は兵庫県議を辞職。「家族を守るため」と周囲に説明。
2024年11月下旬～12月: 竹内氏は、辞職後もSNS上での誹謗中傷に苦しむ。同じ会派の県議に「なかなか前向きにはなれません」と連絡。知人には「SNSは見ないようにしていても、支援者から『これは事実か』と確認されるのがつらかった」と話していた。
2025年1月中旬: 竹内氏は、精神的に非常に落ち込み、以前とは別人のようだったと周囲は語る。頻繁に通院していたとの情報もある。
2025年1月18日: 竹内氏は、姫路市内の自宅で意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認される。

この時系列から、竹内氏は知事選期間中から辞職後にかけて、立花氏からの攻撃やSNS上での誹謗中傷によって、徐々に精神的に追い詰められていったことがわかります。

2. 竹内英明元兵庫県議が受けた誹謗中傷の内容は何？：ネット上のデマと攻撃

竹内英明元兵庫県議が受けた誹謗中傷の内容を具体的に検証します。

2.1. 立花孝志氏による攻撃とその影響

立花孝志氏は、2024年11月の兵庫県知事選において、斎藤元彦知事を支援する立場で出馬。選挙期間中およびその後、竹内氏に対し、以下のような攻撃的な言動を繰り返しました。

名指しでの批判: 立花氏は、竹内氏を「斎藤知事を貶める黒幕」「騒動の主犯格」などと名指しで批判。根拠の薄い情報を基に、竹内氏が告発文書の作成に関与したかのように主張した。
脅迫めいた言動: 立花氏は、奥谷謙一県議の自宅前で街頭演説を行い、「竹内と丸尾の事務所にも行きます」と予告。竹内氏やその家族に恐怖を与える言動を行った。
SNSでの情報拡散: 立花氏は、自身のSNSやYouTubeチャンネルで、「竹内元県議は、昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていた」「明日逮捕される予定だった」などと虚偽の情報を発信（後に削除、謝罪）。

立花氏の発言は、影響力が大きく、SNS上での誹謗中傷を煽る結果となりました。多くの人々が立花氏の発言を信じ、竹内氏に対する攻撃的な書き込みを行うようになりました。

立花孝志氏は自身の発言と竹内氏の自死には関係がないと否定しています。また竹内氏は「逮捕が近づいていたために自ら命を絶った」という虚偽の情報を発信していました。しかし、兵庫県警の関係者が「被疑者としての取り調べや逮捕の予定は全くない」と否定したことを受け、立花氏は自身のYouTubeチャンネルでその発言内容を訂正し、謝罪しました。彼は情報源として複数の話を挙げたものの、結果的に根拠がない誤情報を拡散してしまったとされています。

このことがきっかけで立花孝志氏は2025年3月14日午後に東京都千代田区霞が関の経済産業省前で襲撃されるという事件に巻き込まれてしまいました。立花孝志氏は、街頭演説中に30代の男に襲われ、ナタで切りつけられるなどの暴行を受けました。結果として、氏は頭部や耳などに負傷し、全治1か月程度のけがを負いました。

また、東京スタートアップ法律事務所の大泉まどか弁護士は、テレビなどで立花孝志氏の発言が竹内氏の自死に追い込んだと主張していました。それに対し、立花孝志氏は自身が襲撃された原因の一つとして大泉まどか弁護士に直接、抗議のメールを送りました。現在、大泉まどか弁護士の上司と和解に向けた話し合いを開始したとSNSで報告しました。

2.2. SNS上での匿名による誹謗中傷

立花氏の発言に加え、SNS上では匿名による誹謗中傷も多数見られました。具体的な書き込み内容は以下の通りです。

人格を否定する言葉：「竹内英明、フザケルな。消えてまえ」「辞職すれば済む話じゃない。犯罪者じゃないか」など、人格を否定し、攻撃する書き込み。
根拠のないデマ情報：「竹内氏が一連の騒動の黒幕である」といった根拠のないデマ情報が拡散された。
虚偽の主張：竹内氏が、元県民局長の妻が県議会に送ったメールを偽造した、という虚偽の主張がなされた。

これらの誹謗中傷は、竹内氏の名誉を著しく傷つけ、精神的な苦痛を与えました。匿名性を利用した悪質な書き込みは、竹内氏を孤立させ、追い詰める要因となりました。

3. 竹内英明元兵庫県議は何をした？：百条委員会での疑惑追及と政治活動

竹内英明元兵庫県議の生前の活動、特に百条委員会での役割と政治活動について解説します。

3.1. 兵庫県議会議員としての活動

竹内氏は、2007年4月の兵庫県議会議員選挙で初当選以来、2024年11月に辞職するまで、5期連続で兵庫県議会議員を務めました。主に立憲民主党の議員らで構成される会派「ひょうご県民連合」に所属していましたが、自身は無所属でした。

県議会では、その高い調査能力を生かし、議会運営委員会や総務常任委員会などの要職を歴任。県政の課題解決に尽力しました。地域住民の声に耳を傾け、地域の課題解決にも積極的に取り組みました。例えば、信号機の設置要望や、姫路駅前での街頭演説など、地域住民との対話を重視した活動を展開していました。

3.2. 百条委員会での活動

竹内氏は、斎藤元彦知事のパワハラ疑惑や公用車使用問題などを調査するために設置された百条委員会の委員を務めました。百条委員会は、地方自治法に基づく強い調査権限を持ち、証人喚問や証拠提出要求などを行うことができます。

竹内氏は、百条委員会において、その調査能力と正義感を遺憾なく発揮しました。斎藤知事に対し、厳しい質問を投げかけ、真相究明に尽力しました。例えば、知事の「ゆかたまつり」での対応について、詳細な事実関係を明らかにし、知事の矛盾を追及しました。

3.3. 政治家としての信念と人柄

竹内氏は、正義感が強く、不正を許さない信念を持った政治家でした。関係者の証言によると、「間違ったことは『嫌や』ときっぱり言う人」であり、常に県民の立場に立って行動していました。その真摯な姿勢は、多くの県民から支持を集めていました。

また、竹内氏は、ブログをほぼ毎日更新し、自身の活動や考えを発信していました。地域の問題や県政の課題について、積極的に情報発信を行い、県民とのコミュニケーションを大切にしていました。

4. 竹内英明元兵庫県議が記者に送ったラインの内容は何？：恐怖と苦悩のメッセージ

竹内英明元兵庫県議が週刊文春の記者に送ったLINEの内容を分析し、その心情を考察します。

4.1. LINEメッセージの内容

竹内氏は、週刊文春の記者に対し、以下の内容のLINEメッセージを送っていたことが報じられています。

日付	内容
2024年11月3日	「立花がこれから関わって死人が出る可能性がありますね。あまりにも怖いです」「斎藤が立花を排除していないのが大問題です」「斎藤と立花が連携しているのは明らか。勝つためにはなんでもやる」
2024年11月5日	「うちの嫁さんがこんな時は文春さんしかいないのではと言っておりました」

4.2. メッセージから読み取れる心情

これらのLINEメッセージから、以下の点が読み取れます。

強い恐怖心: 「あまりにも怖いです」という言葉から、竹内氏が立花氏の言動に対し、強い恐怖心を抱いていたことがわかります。
立花氏への不信感: 「立花がこれから関わって死人が出る可能性がある」という言葉からは、立花氏の言動が、人の命に関わる危険なものであるという認識を持っていたことが伺えます。
斎藤知事への不信感: 「斎藤が立花を排除していないのが大問題」「斎藤と立花が連携しているのは明らか」という言葉からは、斎藤知事と立花氏の関係を問題視し、強い不信感を抱いていたことがわかります。
週刊文春への期待: 「うちの嫁さんがこんな時は文春さんしかいないのではと言っておりました」という言葉からは、週刊文春の報道に期待を寄せていたことが伺えます。

これらのメッセージは、竹内氏が、立花氏の攻撃やSNS上での誹謗中傷によって、精神的に非常に追い詰められていたことを示す、貴重な証拠と言えます。

5. 竹内英明元兵庫県議の妻の状況は？：悲痛な胸の内と尽きない誹謗中傷

竹内英明元兵庫県議の妻のコメント、現在の状況を報道に基づいて詳細にお伝えします。

5.1. 妻のコメント

竹内氏の妻は、夫の死後、週刊文春の取材に対し、悲痛な胸の内を明かしています。

「本当に地獄みたいな期間でした。大きな声であちこちで話をされて、私でさえもう恐ろしくて居られなかったのに。その時にはもう主人は家にこもりきりでしたし、なんとも耐え難い期間でした。」

「臆測や色々な言説にいちいち訂正する気力も起きなくて。逮捕されるというのは県警本部長が否定しても、『いや、実は参考人で』と言われたり。一度出た話が消えず、いつの間にか『本当のこと』になっていくのは恐ろしいことで、ちょっと理解を超えますし。」

「（議員を）辞めてからも色々な追い打ちを掛けられ、追い詰められて。『根も葉もない』と一蹴すればいいのかもしれないし、気にしなければいいのかもしれませんけど、死んでなお、そういう風に責めを受けるのは浮かばれないというか、あまりにも……。『自ら命を絶つなんておかしい』と言われても、説明して届くのかどうか……」

これらのコメントから、妻自身も、夫と同様に、立花氏の言動やSNS上での誹謗中傷に深く傷つき、苦しんでいたことがわかります。夫の死後も続く誹謗中傷に対し、深い悲しみと無力感を抱いている様子が伺えます。

5.2. 現在の状況

竹内氏の妻は、夫の死後、深い悲しみの中にありながらも、夫の名誉を守るために、メディアの取材に応じるなど、気丈に振る舞っています。しかし、夫の死の真相が未だ解明されず、誹謗中傷も止まない状況に、精神的な負担は計り知れません。

一部報道では、竹内氏の妻が、立花氏に対し、損害賠償請求訴訟を検討しているとの情報もあります。しかし、訴訟には、多大な精神的、経済的負担が伴うため、慎重な判断が求められます。

6. 竹内英明元兵庫県議の経歴は？：早稲田大学から政治家へ、その足跡

竹内英明元兵庫県議の政治家としての足跡、生い立ち、そして人物像に迫ります。

6.1. 生い立ちと学歴

竹内英明氏は、1974年4月6日、兵庫県姫路市に生まれました。地元の名門校である兵庫県立姫路西高等学校を卒業後、早稲田大学政治経済学部政治学科に進学。大学時代は、政治サークル「鵬志会」に所属し、政治家への道を志します。

6.2. 政治家としての経歴

大学時代: 奥田敬和衆議院議員の私設学生秘書を務め、新進党学生部で初代幹事長を務めるなど、早くから政治活動に関わる。
会社員時代: 1997年、大学卒業後は、株式会社セブン-イレブン・ジャパンに入社。
民主党職員時代: 1998年、政治家への夢を諦めきれず、セブン-イレブン・ジャパンを退職し、新党友愛事務局に入局。民主党に合流後は、参議院国会対策委員会副主査を務める。
姫路市議会議員時代: 2003年4月、姫路市議会議員選挙で初当選。1期4年間、地域のために尽力。
兵庫県議会議員時代: 2007年4月、兵庫県議会議員選挙で姫路市選挙区から民主党公認で初当選。以後、2024年11月に辞職するまで、5期連続で当選。県議会では、総務常任委員会委員長、議会運営委員会副委員長などの要職を歴任。